受取続ける期間から選ぶ

年金を受取る期間から個人年金保険商品を比較することも大切です。

厚生労働省の平成18年簡易生命表によると、平均寿命は男性が79.0歳、女性は85.8歳です。

これは平均寿命が0歳の子が生きる平均年数なので、実際に平均寿命以上に生きる人は多く、単純に考えていわゆる老後と呼ばれる期間が長くなっているのです。

つまり年金などの老後資金の受け取り期間を考えることは、長生きというリスクに備えることになります。

おもな個人年金の受取り期間


終身年金 年金を一生涯受取るタイプ。
保障期間付終身年金 終身年金のうち、保障期間中は被保険者の生死に関係なく支払われる。
確定年金 生死に関係なく契約時に定めた一定期間、年金が受け取れる。
有期年金 一定期間、年金を受け取る。死亡した時点で年金の支払い終了。
保障期間付有期年金 保障期間中は被保険者の生死に関係なく支払われる。
夫婦年金 夫婦のどちらかが生きている限り年金が受け取れる。
(図1)おもな個人年金保険の受取り期間


(図1)をご覧頂いたら分かるように、終身年金・有期年金ともに「保証期間」が付いた商品があります。

これは被保険者が死亡した場合でも、遺族に一時金などが支給する保証期間をつけたものです。これは支払った保険料が掛け捨てになってしまうことを防ぐために、一定期間の年金支払が保証されているのです。

また夫婦年金にも保証期間付きのものがあり、保障期間中に夫婦ともに死亡した場合は、遺族に受給権が相続されます。

年金を受け取りたい期間などは、自身の公的年金がいつからどのぐらい支給されるのか、また誰とどんな風に老後を過ごすのかによってシミュレーションもできるはずです。

安心して老後生活をおくるためにも、年金の受け取り期間は慎重に吟味しましょう。
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