財形 VS 個人年金保険

老後の資金を準備するのに年金財形と個人年金保険はどちらがいいかは、利用する人のニーズや状況によります。財形年金と個人年金保険を比較した場合のメリット・デメリットをチェックしてみましょう。

財形年金

メリット

・給料天引きなので確実に貯蓄できる。
・払込んだ保険料の累計385万円まで非課税扱い(財形住宅と通算550万円)。
・受け取った年金も非課税
・一般的には途中解約しても元本割れはしない。
・外国人であっても1年以上日本に住所があれば、財形年金は非課税扱いになる。

デメリット

・加入資格がある。
※満55歳未満のサラリーマンであり、1人1金融機関の利用制限がある。
・積立期間が5年以上と決められている。
・目的以外の払出しは解約扱いになり、課税される。
・財形年金は控除の対象外である。

個人年金保険

メリット

・普通の預貯金に比べて払出しし難く、確実に貯蓄できる。
・商品のタイプが様々なので、自分が必要な保険に加入できる。
※積立期間や積立スタート年齢なども自分で選ぶことができる。
・個人年金保険料控除が受けられる。
※生命保険料控除と個人年金保険料控除は、年間の払込み保険料の金額によって決まり、それぞれ最高で50,000円の所得税、35,000円の住民税となっている。

デメリット

・受取る年金は雑所得として課税される。
※ただし一定額は必要経費として控除され、全額課税されるわけではない。
・途中解約は、よほど長期間積立をしていないと、元本割れを起こす可能性が高い。
・運用型の保険の場合、元本割れも考えられる。
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